2017.04.07 #People

ありがとうをつなぐ、知識をつなぐ、失敗を未来へとつなぐ、あきらめない働き方 [後編]

絹川裕康(勉強カフェ 溝の口スタジオ・国分寺スタジオ オーナー / サイバーグリーンシステム代表)

“笑顔をつくる”Bizプロセミナーでご協力頂いている、「学びを通じて幸せな大人を作っていく」をミッションに、大人が思いっきり勉強できる場所を提供する「勉強カフェ」。
首都圏にある10店舗の内、最大の会員数を誇る溝口スタジオと国分寺スタジオを経営する絹川裕康さんにお話しをお聞きしました。

ありがとうをつなぐ、知識をつなぐ、失敗を未来へとつなぐ、あきらめない働き方 [前編]


「ありがとう」をつなぎ、人々の居場所を作る


「僕はさみしがりやなので、現場に行くのも大好きなんです。でもそれをやってしまうと社員が育たない。僕だって現場で「ありがとう」と言われたいけど、その役目を社員に譲るよう心がけています。」

「ありがとう」と言われる役割を降ろす。
現場で直接「ありがとう」と言われることで、自信につながり、そこがその人の居場所になっていく。
「ありがとう」と言われる度、変わっていく社員の姿を見るのがとても嬉しいそうです。

「社員には、感謝されたり、ありがとうと言われたら、紙に書いて壁に張ったり、外回りが多い社員には社内チャットで報告をしてもらうようにしています。日本人は謙虚なので、褒められてもいやいやうちの会社なんか…と謙遜しているうちに、本当に自信が持てなくなってしまう。褒められたことを言葉に書いて認識する、その行動を繰り返し、認識し続けることで、自信につながり、ゆくゆくは自分自身にも会社にも誇りを持ち、働く喜びを感じやすくなる。」

「ありがとう」を言われた実感をさらに高めるよう、壁に張った紙や、社内チャットでは、絹川さんやリーダーが常にフォローをしています。



学びを通じて幸せな大人を作っていく


一見、自習室に見える勉強カフェですが、”バーのようなゆっくり深い人間関係を作る”というコンセプトが隠されています。



「最初はみんな勉強場所だと思って一人で来る。ラウンジがあるので、そこでスタッフや色々な人と話をしているうちに、仲間が出来る。同じ試験など目標を持っている会員同士は、グループとなり、お互いを高めながら勉強をする。」

入会した目的などをスタッフが把握し、同じ目的の会員や気の合いそうな会員同士をさりげなくマッチングして行きます。

「会員同士は会社の部下や上司といった利害関係が一切ないので、本音が出しやすく、仲良くなりやすいんです。一人だと勉強する意欲を持続させるのって大変なんですが、グループだと刺激し合うので、より目標を達成しやすくなる。しゃべり下手だった会員さんが、数か月で変わっていくのを見るのはとても楽しいです。」

目的を達成した会員は、他の会員を教える立場になったり、励ます立場になったり、仲間とさらに新しい資格を目指したりと、居場所となり、自信を付けていくそうです。
会員同士の交流は勉強カフェの外にも広がり、会員同士で結婚をしたカップルも。

「ここには”勉強”という共通言語があるので、人生をより良くすることに貪欲な、会員の層の意識が高い。それだけでも場の波動が高い。そういう環境に身を置くことで、自分もがんばらなきゃと刺激し合い、勉強カフェのミッション” 学びを通じて幸せな大人を作っていく”に近づいていく。」

こういうプラットフォームが増えていくと、みんな意識が高くなり、日本も全部上がっていく。そこ自分たちも関わり、プロデュースできる喜びは大きいといいます。


改めて感じるリアルな人間関係の大切さ


絹川さんは常に人に会い、その都度人生を転換させてきました。

「人を大事にしたいんです。僕は人から知識を得ることが多い。本だと自分に主導権があるから自分の興味の範囲で選んじゃう。でもとにかく会ってみて話を聞いていると、全然知らなかった知識や情報に会える。今までの人生は全てそんな出会いで変わってきましたら。」

ネットやSNSの発展で、リアルよりバーチャルの関係が活発化している昨今ですが、ITの現場や勉強カフェで変わっていく人々を見て、改めてリアルで人に会う大切さ、つながりの強さを再認識したそうです。

「現場でのありがとうの言葉が会社に居場所を作り、働く喜びを持つ。勉強カフェでの出会いが会員同士の新しい可能性を広げ、人生を転換させていく。溝の口店、国分寺店のマネージャーは元会員なんです。今後はITの会社にも会員を引き抜いていきたい。」

そんな絹川さんが今興味を持っているは教育。





尽きない興味、新たな挑戦


「何を人にインストールするかはすごく大事。会社も一緒で、新卒の社員に何を教えるのか、すごく責任があります。教育はその最たるもの。原点に戻るとカフェもやりたい。失敗したままにしておくのはいやだな。今は現場に出なくなっちゃったので、思いっきり人に会える場所も欲しいし…」

今の人は、何の仕事をしているかより、それが何に役に立つのか、自分は何に貢献するのか、という目的に敏感。

「だからこそ、作るものに想いを込める。それを人に届け、ありがとうが循環し、居場所となり、より良い世界へつないでいく。」


今後の活躍も楽しみな絹川さんとBizプロフェッサーは、世界を笑顔にする様々なアイデア、プロジェクトを生み出していきます。
その第一弾として、勉強カフェ 溝の口スタジオでは、通常では中々話聞くことのできない専門分野のスペシャリストをお呼びし「“笑顔をつくる”Bizプロセミナー」を開催していきますので、お楽しみに!

ありがとうをつなぐ、知識をつなぐ、失敗を未来へとつなぐ、あきらめない働き方 [前編]

絹川裕康
( 勉強カフェ 溝の口スタジオ・国分寺スタジオ オーナー / サイバーグリーンシステム代表 )

20代でドトール店長として店を運営、その後IT業界へ独学で転職。独立後、サイバーグリーンシステム有限会社を立ち上げ、全国の病院へ電子カルテを導入している。株式会社ヒューマングリッドを立ち上げ、2015年3月、「学びを通じて幸せな大人を作っていく」をミッションに、大人が思いっきり勉強できる場所を提供する「勉強カフェ 溝口スタジオ」をオープン。現在最大の会員数を誇る。その後「勉強カフェ 国分地スタジオ」もオープン、順調に売り上げを伸ばしている。


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