バランス脳を鍛え、重心を使って打つ「グラビティメゾット」大本 研太郎(ゴルフプロコーチ)
2017.08.29 #People

バランス脳を鍛え、重心を使って打つ「グラビティメゾット」

大本 研太郎(ゴルフプロコーチ)

ゴルフプロコーチとして、初心者からプロまで多くの生徒を持ち、技術だけではなく、豊富な知識と理論的データに基づく、脳をトレーニングするというユニークなレッスンを行っている、ゴルフプロコーチ 大本 研太郎さんにお話をお伺いしました。

ゴルフプロコーチ 大本 研太郎さんインタビュー後編:ティーチングではなくコーチング。生涯楽しむゴルフのススメ


目指すならトップ。水泳に打ち込んだ学生時代


僕は、変わった経歴かもしれないですね。
兄に着いていき水泳を始めたら、すくすくと成長しちゃって、小学校2年生で選手コースに入れちゃったんです。
競技は平泳ぎだったのですが、小学校での成績は日本で4位、中学生では日本で5位までいきました。でもオリンピックに行くには、日本で2位以内に入らないとダメなんです。
頑張れば3位にはなれるかなとは思いましたが、僕の他に二人強い選手がいたので、技術や体力、タイムの伸び具合など総合的に考えて、オリンピックに行けないなら水泳を辞めようと。

――それだけの結果があって、水泳への執着はなかったのでしょうか?

やるからにはトップ。オリンピックに行けるか、行けないか。それしか無かったので、トップは難しいかなと思ったら、モベーションが下がってしまったんです。
高校でも水泳は続けていたのですが、中学までの名残で泳いでいた感じですね。タイムも変わらず、全国大会に行くレベルでした。

僕らの時代は、水泳でオリンピックに行けたとしても、その後残された道はコーチ業しかなかったので、水泳だけに未来を絞るのは視野が狭いかないう思いもあって。


やるからには負けたくない。父に連れられ出会ったゴルフ


バランス脳を鍛え、重心を使って打つ「グラビティメゾット」大本 研太郎(ゴルフプロコーチ)

高校生の時、父がゴルフを始めて、一緒に練習場へ連れて行ってもらったんです。出来なくて悔しくて、面白いなと思いました。それがゴルフを始めたきっかけです。

僕は水泳も好きでやっていたというより、やるからには負けたくない。そっちですよね。負けず嫌いなんでしょうね。
スポーツ選手で、好きで楽しいだけでやっている人は少ないんじゃないかと思うんです。
負けて、上手くいかなくて悔しいって思う人じゃないかと。

ゴルフも悔しいって思った人がハマり、楽しいって思った人はハマらない。
楽しい方は、スコア叩いても一瞬は悔しいけど、まあ楽しいからいいやと、プレー自体を楽しんで満足しちゃう。
僕は悔しかった。で、ハマってしまいました。

――ご自身がプレイヤーでいるより、教えるのがお好きだったのですか?

実は50歳でシニアツアーデビューできたらいいなとも思っているんです。
レギュラーツアーに参加するのって、びっくりするくらいお金がかかるんですよ。僕の家の環境ではとても無理でした。


体の重心を使って打つ「グラビティメゾット」の開発


バランス脳を鍛え、重心を使って打つ「グラビティメゾット」大本 研太郎(ゴルフプロコーチ)

元々面倒くさがり屋で、効率よく練習をしたいタイプなので、昔からどうやったら脳にインプットできるかなって考えていたんです。結局脳が認めないと体は動かないので。

それぞれの体の特性を見極め、一人一人に合わせた最適なスイング作りをすることができる「4スタンス理論」を元にコーチを行っているのですが、それに加え、いいな!と思った考え方やメゾットがあれば、何でも勉強して、実践していくうちに編み出されたのが、体の重心を使ってボールを打つ、「グラビティメゾット」です。

通常、ボールを打とうとすると、腕や腰を意識して体を動かしますよね。手をどの位置に上げようとか、腰をどの位置に持ってくるとか。
でも、一番重要なのは重心がどうあるか、どう変わるかなんです。人間は転ばないよう無意識でバランスを取ろうと体が動きますから、後に重心を持ってくると条件反射で腕が前に出ます。その体の条件反射の動きを利用することで、力まず、自然にボールを打つことが出来るんです。

――腕や体の部位を意識し動かすのではなく、体の重心を動かすのですね。

重心を動かすというより、崩すイメージです。
重心の位置が崩れると、勝手に体が動き、手の位置が決まります。スウィングはそれが重要で、手を動かそうとか、どの位置に上げようとか一切いらないんです。

末端部ではなく、中心をどうしていくか。
殆どの人は最初から重心が崩れているので、使う筋肉の指令が出ない。だからまず整えて、バランスの軸をしっかり作ります。そして、そこから崩すんです。

そのためには脳のバランスをどう整えるか、ようは脳トレ。バランスを取るための脳作りですよね。
ゴルフに必要な重心の動かし方を脳に入れてくだけ。だから僕のスクールでは、ボールを一球も打たないこともあるんです。

――なるほど、画期的ですね。驚かれる方も多いのではないでしょうか。

そうですね。手を動かすという認識なく、重心を動かすことで勝手に手が動くので、びっくりされる方が多く、お蔭さまでとても好評です。


日本初、パター専門の解析技術


バランス脳を鍛え、重心を使って打つ「グラビティメゾット」大本 研太郎(ゴルフプロコーチ)

スクールではパターにもこだわっていまして、「SAMパットラボ」というパッティング解析器を導入し、パター専門のレッスンを行っています。
打った後にボールがどういう軌道でどの速度で転がり、フェイスが何度開いて、というのが全部解析できるんです。

解析できたとしても、それをどう直していくかは難しいですよね。
そこで、「グラビティメゾット」を使い、意識ではなく、脳をトレーニングし最適な体の動きを調整していきます。
パターは一番癖が出るので、トレーニングするには一番わかりやすいですね。

――言葉で説明をし、指導されるのでしょうか。

生徒さん一人一人の特性により、教え方を変えています。
目で見て満足しやすい生徒さんには、動きを見せてあげると理解が早いですし、脳から理解する生徒さんは、理論攻めで行ったほうが満足します。体感覚派の生徒さんは、練習器具などを使って、自身の体で練習をさせると成長が早い。

身体的特性も人それぞれで、「グラビティメゾット」を使ったバランスが取れたスウィングの形が綺麗になる方もいれば、そうでない方もいます。
収縮した方が気持ちがいい方、伸展した方が気持ちいい方と別れますし、どちらが正しいということではないんです。


ゴルフプロコーチ 大本 研太郎さんインタビュー後編:ティーチングではなくコーチング。生涯楽しむゴルフのススメ

GPC 恵比寿
大本さんが運営、コーチを行っている、恵比寿駅から徒歩3分のゴルフレッスン・スタジオ。
スイング、カラダ、クラブ、それぞれのパフォーマンスを向上させ、ゴルフの上達を総合的にサポートするゴルフレッスン&コミュニティ スタジオです。
>> http://www.gpc-ebisu.com/


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